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子どもの歯列矯正について
顎の成長をコントロールし、歯の並ぶ土台を治療します。
矯正治療といえば子どもの頃に始めるというイメージがありますが、それは顎の骨の成長をコントロールできるからです。
顎が小さくて歯がきれいに並んでいない場合、成長を促してあげれば、歯が並ぶスペースを作ることができます。そのスペースに並ぶように誘導してあげることで治療を行います。
子どもの頃に矯正治療を行うことで、永久歯の抜歯の可能性を減らすことができます。
矯正を始める時期に関しては、歯並びや症状によって変わります。
お子さんの歯並びが気になるようでしたら、小学校の入学前後に一度ご相談ください。
診査のうえ、治療開始に適した時期をお伝えします。
当院では乳幼児期からの予防診療も行っており、その際に歯並びのご相談もお受けしております。
治療詳細
- 性別:
- 女児 (6才)
- 主訴:
- 反対咬合 (前歯が反対にかんでいる)
- 検査方法:
- 矯正検査(レントゲン検査、模型検査、各種写真診査、および診察)
- 診断結果:
- 下顎前突
- 治療方法:
- 就寝時使用の可撤式矯正機能装置による治療
- 治療費:
- 27万5千円(税込)
- 治療期間:
- 18ヵ月
- 通院回数:
- 15回
- リスク・副作用:
- 毎日就寝時に装置の装着をして寝ることが必要となります。 重度の鼻炎の方には適応出来ないケースがあります。
体だけでなく、心も元気になります。
子どもだからって外見を気にしない訳がありません。
歯並びが悪いからとコンプレックスを感じ、人前で思いっきり笑うのをためらうお子さんもいらっしゃいます。
矯正治療をすることで、具体的に咬合育成が良好になるだけでなく、心の成長にもきっと役立つことでしょう。
先天的な歯並びの異常(唇顎口蓋裂に起因する咬合不正の治療)
生まれつき歯並びが悪い場合は?
通常、歯科矯正は自費診療となり、保険が適用されません。
先天的な咬合異常(生まれつき歯並びや噛み合わせに異常がある場合)などは、保険が適用される場合があります。一度ご相談ください。
唇裂・顎裂・口蓋裂
歯の萌出の有無にかかわらず、できるだけ早期にご相談ください。
部分矯正
治療詳細
- 性別:
- 女児 (12才)
- 主訴:
- 前歯の萌出不全
- 検査方法:
- 矯正検査(レントゲン検査、模型検査、各種写真診査、および診察)
- 診断結果:
- 上顎右側中切歯の埋伏
- 治療費:
- 29万円(税込)
- 治療期間:
- 23ヵ月
- 通院回数:
- 25回
- リスク・副作用:
- 外科処置の併用となる。
上顎歯列全体に装置は装着され、
装置が当たることで頬の内側に傷がついたり、口内炎になったり、歯の移動に伴う痛みを感じることもあります。
埋伏歯の矯正治療
【治療前】
【治療中】
【治療中】
【治療後】
私が担当します
岡田桐子
矯正治療では、患者さんと担当医師が十分にコミュニケーションし、治療についてご理解をいただいた上で、協力して治療を進めていくことが大切です。特に大人の方は、何か不安や疑問、心配事があっても、がまんしていらっしゃることが多いのですが、どんなに細かい事でも、気軽に相談してください。
言いにくいことがあれば、他のスタッフでも構いません。スタッフ全員が、患者さんの気持ちになってお応えできるよう、努力しております。
<当院の矯正治療の特徴>
- 同じ院内で、一般的な歯科治療の担当医と協力して治療を行っていますので、口腔内のトータルケアが可能です。
- 取り外し式装置(可撤式装置)や舌側矯正用のブラケットは既製品でなく、おひとりおひとりに合った装置を作製しています。調整がきくので、歯列の変化に柔軟に対応できます。(唇側用のブラケットは既製品になります。)
~矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について~
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりする事が重要です。また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の噛み合わせにあった状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる事があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻す事は難しくなります。